2018年2月28日水曜日

次の日の缶コーヒー


次の日の缶コーヒー。


取り留めもないけど久しぶりに書いてみる。
って言うよりもこんなに共感できることあるのかなって。

最近、読んだ本
『恋が生まれるご飯のために』/はあちゅう

『大人のデートとは、ほぼご飯を食べること。恋愛に発展するカギは食の相性にかかっている。
とはいえどもグルメがいいわけでもない。相手とともに場を作り上げる姿勢が大事なのだ』

ざっくり説明すると要は気になる人がいるからデートに誘うっていっても
いきなりテーマパークだ観光地だ、何だに誘うわけでなく
大抵は決まって『良かったらご飯でもいきませんか?』っていう常套句が
男女の間に取り交わされるわけでそこで行われる男女の食事デートのお作法を
著者的な解釈で執筆された一冊。

本を読むのが好きな自分にとって
異性の書く文章はすごく興味がある。小説であれ、エッセイであれ、何であれ
女性の心理はまだまだというよりこれから先もわからないけど
こういった本を読むと少しばかりはわかった気にもなる。

この本に共感どころでなく全く同じすぎるぐらいに
『そうそう。これめっちゃ僕思ってました』っていうのが
まさに大人のデートは食事を食べることっていうところである。

実は、ここ最近一人外食にハマっている。
まぁ、常に晩御飯は一人家で食べるけど、一週間のご褒美であったり
少し気になるご飯屋を見つけたら一人で2・3品頼んでサッと退散して
知っているお店のストックを増やすことにハマりつつある。

最近、思うのは
良いものを知っている人=かっこいい大人って思う。
洗礼されたもの素敵なもの尊いもの
そんなものを知って素敵な大人になりたいって最近思う。

って言ってもあいもかわらずの薄給なので贅沢は出来ないけど
プチな贅沢が最近の一つの楽しみになりつつある。

その時、こんな自分でも思うのは男女関係なく
『この店は、この人と来てこんな会話を出来れば楽しいだろうな』って思ったり
『こういう日だからこの人を連れて来たいな』って考えたりして
お店のストックを増やすことが楽しい。

20歳そこそこの頃、
お金も無いから選択肢も少なくって大概はチェーン展開している安い居酒屋とか
何ならファーストフードでとにかくお腹を満たせればOKと本気で思ってた。

でも、その頃から口すっぱく言われていたのは
『自分の感じるもの全てが人間を作るからもっと良い場所でご飯を食べなさい』って。
少し大人になって分かったのは、本当にその言葉は正しく思えるようになって来た。

勘違いしないで欲しいけど
チェーン展開しているレストランとかを否定してるわけでもなく
良いものを良い空間で食べるには、お金を出さないといけない。っていう
価値観が、今の僕のスタンダードになって来たんだって思えたりする。

そしてそんな場所でご飯を食べるときに思うのは
一人で食べる食事は、『寂しいとか一人でゆっくりご飯を食べることが出来る!!』ってよりも
『誰かとご飯を食べることって本当に幸せで素敵』だなって再確認できるのもその一つだと思う。

だからって言って強烈に好きな人もいる訳でもないので
なかなかその場面は今のところ数少ないけど。

それと基本時には、彼氏や好きな人がいるって人を自分から誘わない。
お互いうやむやな部分がありながらご飯を食べると味気も無く美味しくない。

っで、女性と食事に行く時は基本僕が全て出す。
別にその日どうこうしたくっておごりがあるから今日はよろしく!!とかでなく
純粋に『今日のこの時間作ってくれてありがとう』っていう思いでお金は出す。

この本の内容は、著者のはあちゅうさんが女性だから書いてる内容は
基本的にFor 男性の皆さんになるけどあながちこんなやついるんだろうなって思ったりして
納得はいく内容が書かれている。

ってよりもアンサーソングならぬアンサーコメントを書くなら
男性も結構食事の時相手のこと見てたりすると思う。

『ご飯を食べる』っていう行為の中には、
実は深いものがあるって僕は考えている。

お箸のマナーが壊滅的に悪い自分が言うのはナンセンスなので
マナーは別として。(なんなら最近東急ハンズで子供用のお箸の持ち方の矯正するやつ買ったよ)

相手のことが気になる気にならないは別として
食事中って『素』の自分が出るって思う。なんか基本的な欲求の一つだから
どんだけ緊張しようが何しようが『素』の人間が出て腹を割って話せたりするんだと思う。
例えれば、上司が部下を誘って悩みとか聞くみたいに。

その時に会話とか食事中の雰囲気で
『あっ、この人っていい人かも』とか『あっ、これは先が思いやられる』とか
そんなの分かったりするのが食事なんだと思う。

極端だけど、100点で好きだった人が100点ぐらいまで下がったことがある。
よく一人で行くカウンターしか無く料理をしているのを楽しみながら食べれる店に
連れて行くまではよかったけど食事もそこそこに店を出て行く時に何も言わずただ店を出て駅まで直行。
自分のルールじゃ無いけどお金は自分が出す。
ただ、店員さんやシェフの方に『ごちそうさま』って言わずに出て挙句には
お金を出した自分にも『ごちそうさま』の一言もなかった。
僕にお礼はなくてもいいけどせめてお店の人に一言ぐらい言えよって。
当然、この人とは誘われても行く気になれずさようならに。

『デートは食事に行くこと』ってあながち本質をついてるって思う。
その人の物事の価値観とか人間性とか付き合う上での大事なもの全部詰まってるって思う。
だからこそ、細心の注意を払わないとって殿方は思わないといけないなって自戒にもなる。

まぁ、恋愛に免許証があれば例えるなら
初心者マークつけっぱな自分ですが、声を大にしてそう言いたい!!

ちなみに、
昔すごくキュンってきた女子からのお返しは
次の日にカバンに入っていた

少しぬるくなった缶コーヒーと『昨日はありがとう』っていうメールの2点攻めです。笑










小野寺奨 個人HP  ただの表現の場所 LINE:@tsutomu1201jp mail:tsutomu1201jp@gmail.com