2018年5月28日月曜日

旅猿〜ホイアン・ダナン〜Final


旅猿〜ホイアン・ダナン〜Final

旅という言葉をイメージする英語には大方4つぐらい代表的なものがある。
Trip Tour Travel journeyぐらいだろう。辞書で調べてみたらTripは簡単な、ちょっとしたみたいな意味で旅っていうよりも少しお出かけみたいな感じで
Tourは観光、買い物も兼ねた周遊旅行みたいで
Travelは語源でもあるtroubleみたいに道中にびっくりするようなハプニングに見舞われることで
Journeyは長い長い旅ということらしい。
















今回の僕たちの旅はきっとTravelかなって思う。
男の旅はいつもそう。計画倒れって言葉ってより路線変更みたいな感じで
ドタバタするのが常である。でも、そんなことでいいんじゃないかなって純粋に思う。
旅だけでなく自分の生き方も急な舵を切ることは常々してもいいかなって。

よく、旅って言葉が人生と同じように捉えらることが多いと思う。
そして今日までいろんな作品の形にして残されてきた。
いろんなアーティストが様々な形に残してきた。

きっとそれは、
まだまだ20数年しか生きていないけどTravelとしての意味の『旅』をし続けるのが人生なんだって
みんなどこかしらで思ってるからだと思う。











あるインタビューでスピッツの草野マサムネが答えていた
スピッツの草野マサムネいわく、旅には凧型と風船型の2つのタイプがあるそう。
行っても戻ってくることを前提としているのが凧型で、そうでないのが風船型だと。

きっと僕は、まだまだ『弱々しい風船型』って思ったり。

今回、もし友人に誘われていなかったら再び東南アジアなんて行かなかった。
そして、自分の世界も小さいままだった思う。
でも、こうやって誘ってくれる人。そして、どこかしら気にかけてくれる人。
そんな人に恵まれている人生は、今のところGoodなんかなって思う。

まぁ、次は女性と行きたいけど。笑












小野寺奨 個人HP  ただの表現の場所 LINE:@tsutomu1201jp mail:tsutomu1201jp@gmail.com

旅猿〜ホイアン・ダナン〜DAY3

5月23日(水)

旅猿〜ホイアン・ダナン〜DAY3

僕は、いつも朝がとにかく早い。
そろそろ病的なんじゃないかなって思うほどに
目が覚めるのが早い。ここVietnamでも発揮してしまった。













AM5:00。
朝日が上る少し前に友人を起こさないように
そろりと起きてまだ従業員が整備をしているプールの横を抜けてホテル前のビーチへ。
1年ぶりにサンダルを脱ぎ捨てて踏む砂浜の感触が心地よかった。
そして、現地の人たちが漁から戻って網から魚を取り出し
何を言っているかはよく分からないけどどうやら喜んでいるみたいだった。
ここにきて気づいたのは、朝の風も夜の風も少しばかり都会の
神戸で住んでいる自分にとっては心地よかった。













一人の時間。そして海外で過ごしているからか分からないけど
やっぱり自分のこれまでのこと、そしてこれからのことを
一個ずつ整理して考えながら砂浜を歩いた。
考えても考えてもこれからのことの答えはいつも同じで。
やっぱり自分の中にある答えは、どこで出しても同じなんだなって思う。
射手座×末っ子=ワガママ。そんな自分はこれからも変わりそうにないって思った。

ぼちぼちプールも開く時間である6時になったし
部屋に帰ると準備万端な友人も起きており
今日はどうかなって思うと意外にもプールには入らずに
そのまま最後のVietnamのメインイベントでもある登山へ。

ここ2日でお馴染みになったビーチ沿い幹線道路を
今回は、徒歩で渡れるのかって思うと案外あっさりと
向こう側に渡れてしまい拍子抜けはしたけど
いつもHotelから見えた山へ。早朝登山に。

The marble mountain通称:五行山












全てが大理石で出来た山で今から200年前の阮朝の帝王、ミンマン帝により付けられ、
木山(モックソン)、陽火山、陰火山(ホアソン)、土山(トーソン)、金山(キムソン)、水山(トゥーイーソン)
と陰陽五行説にのっとて名付けられた。
孫悟空が昔、官職を与えられたに関わらず地位の低さに憤慨してしまい幽界された山でもある。
この山。とにかく険しい。険しすぎる。体力を全て奪うかのように階段も急である。
20代後半。そないに体力はございません。

しかし、そんな疲れも飛ばすかのように
山の中にある寺院や観音菩薩の姿に肝を抜かれる。
容易に『神々しい』なんて言葉を使うのはどうかなって思うけど
本当に神々しい。鍾乳洞の中に建てられた寺院にそびえる仏像の姿に
呼吸を忘れるほど魅入ってしまう。




















最近は、写真を撮るだけでお参りをしない人が増えたと
京都の寺社の人たちは言っていたけど、
やはり日本人としてしっかりと手を合わせて『願う』のではなく
『ありがとうございました』っていう『感謝』の気持ちで手を合わした。

きっと、何十年も先もここの景色は忘れないだろうって思い
五行山を後にしてHotelに戻った。

Hotelに着く頃には、日も高くなり
今日も暑い日になりそうだって簡単に予測できてしまった。
案の定、暑かった。しみじみ良いHotelに泊まってよかったて思った。
帰りの準備もそろそろに休憩も兼ねていたけど
ここでも友人は最後のプールへ。
このHotelにプールがなかったら少しゾッてした。

HotelCheck Outして向かうは、
Danang市内へ。お土産を買いにTAXI
慣れっこになったクラクションと共に幹線道路を北上した。

朝ごはんも食べていなかったので
Vietnam最後の食事は、やはりバインミーに。
チェーン店のバインミーはそこまで美味しくなくやはり
ホイアンで食べた汚いお店のバインミーが美味しかった。
日本でも同じだけど汚いお店のご飯は見た目にかかわらず美味しいところが多い。

Vietnamには、大聖堂やバインミーとフランス文化を受けた部分が多くある。
PHEVA CHOCOLATEもその一つだと思う。

Vietnam産のカカオで作られておりフランスのショコラティエが手を加えて
作られ今日では有名なお土産の一つになっている。

12種類のフレーバーからなるチョコレートは、
少しビターな大人の味でそしてほろ苦い。
こういうのを好むようになったのも大人になったからである。

ここでも誰にあげるかは聞かない雰囲気で二人とも数点購入して店を後にした。
干渉しすぎない関係性がちょうど良いって思うのは男同士だからと思う。

大きな荷物を預かっていただいた日本食レストランに戻り
またしても休憩をしてそして空港へTAXIを走らせた。
空港に入るだけなのに料金を増されたのにすこしイラってしながらも
Danang国際空港に。

いつもそうだ。
空港に来てしまえばその旅は終わりになってしまう。
そして帰りたくないなって思っても帰らないといけないのが働く者の決まり。
きっとすぐには来ることは無いけどまた来たいって思う
そんな国。それがVietnamなのかなって思う。

Pm 2:15発 BL164 DAD-KIX

5時間後には、もう日本についてそして日常に戻ってしまう。
そんな気分で飛行機に乗り機内のVietnam人の煩さにうんざりしながらも

5時間のフライトを終えて帰国の途についた。









旅猿〜ホイアン・ダナン〜Finalに続く。

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旅猿〜ホイアン・ダナン〜DAY2-②


旅猿〜ホイアン・ダナン〜DAY2-②



お昼のホイアンをまたもや歩く。
夜のホイアンにはなかった雰囲気。
建物を覆うように咲くツツジの花。そして、どこか懐かしい造りの建物。
穏やかに流れる雰囲気と時間。
その一つ一つがこの街を構成している。そんな気がした。
こんなにゆっくりと時間を過ごしていいのかなって変な罪悪感と
もう何でもいいや!!っていう気分でHoi anの街を歩いた。














Hoi anは昔、日本人が多く住んでいた。
鎖国政策を取った江戸幕府よりも更に前に多くの日本人が貿易の拠点として
西洋と東洋を結ぶ位置付けでここに会社を建てて住んでいたらしい。
そのことを物語るようにHoi anには、古い橋が未だに残っている。
日本人町と中国人町を結ぶ橋。

『来遠橋』














今では、日本人が住んでいるかは、わからないけど
多くの人々が雨宿りとして利用したり憩いの場所になっているらしい。

そこから歩き途中で寄った市場では、物乞いする人に
発展途上の国のまだまだ現状は打破できていない部分である
貧富の格差を感じたり。改めて日本人は恵まれているって思う。















オーストラリアに滞在していた時にお世話になった人が
日本に来ているみたいだったので会う時のお土産をって思い
ふと寄ったお店では、仕立ての良いお洋服だからっていうことで
ぼったくりにあったり踏んだり蹴ったりだったけど
やはり海外で買い物するのは楽しい。
日本にないもの、そして帰っても少しばかりか
現地のニオイがしてそれも思い出になるから。
そして、Vietnamの服はデザインが生かしたものが多いと思う。
ド派手好きなあの人にはぴったりって思いぼったくられたけど
それも良しとして一つ購入した。

そろそろ日も傾く時間になりTAXIに乗ってHotelへ。
今回、勉強になったのは旅行だ旅だ観光だってあるけど
一つの街を朝もしくわ昼、そして夜と両方堪能したほうがいいこと。
朝の風景も昼も夜も全て違う。そこに生きる人たちの生活の場面の一端を
垣間見れいろんな側面に触れることができるからである。

お馴染みになった海岸通りを北上して
原付のクラクションもそこそこにHotelに戻る。
戻って来たらなぜか部屋の前の床のタイルが朝よりも盛り上がっているのに
少しおかしくなりまたもや休憩。そして友人はまたもやプールへ。
ここまで来たら今後はホテル選びはプール付きではないと
この人気が済まない可能性があるって少し頭を抱える。

休憩そしてプール遊びとそれぞれの時間を過ごし
この夜がVietnamで過ごす最後の夜になってしまうので
時間も惜しいから次は夜のDanangへ。
お腹が空いてたまらなく急いでTAXIに乗り込んだ。

この国のTAXI driverは基本的に英語が通じないので
大体乗り込む時に地図を見せてここで降ろしてという強気のアクションが必要で
本当にわかってる?って思いながらTAXIを走る間不安を抱いてしまう。















最後の夜の晩餐。
Cơm gà A.Hải
















やはり、日本人は米が必要。って思う。海外に一年住んでも米が無い生活は考えられず
たった2泊3日の旅であっても米は必要だと今回思った。
将来もし外国人と結婚してもきっと
『俺は米じゃ無いとごはんは食べれない!!」って強く抗議するほどにお米が好き。
っていうのは置いといて














ここもチキンライス専門店である。
Danangの中心部にありながらもローカルの人たちに人気なお店で一日200食以上も出るお店である。
ドカドカと中心にチキンが盛り付けられていてなおかつライスはシンプルななんとも言えない味付け。
ただ、このチキンが絶妙な肉汁具合で美味しく夜風を浴びながらのご飯もたまにはいいって思う。
ローカルらしく食べた後のチキンの骨は大体床に投げられていたりしてこういうのも文化の違いだよなって。


最後の夜に行きたかったとこ。
ホテルの上にあるルーフトップBarDanangの夜景を一望できる

The Top Bar

















お馴染みmy khe beach沿いにあるホテルの最上階にあるBar
日中のうだるような暑さを忘れさせてくれるぐらいの夜風を浴びながら
ルーフトップから見るDanangの街は都会すぎずでも田舎すぎないそんな街。
煌々とした日本の夜景よりも劣る部分が、ちょうどいい感を醸し出していた。
もう、友人ともお互い口には出さないけど
『なんで女子と来なかったのか』って思いながら一杯だけアルコールを嗜み
最後の夜をゆっくりと楽しみHotelに戻った。
















いよいよラストの日。
明日は、朝から登山というハードスケジュールだなって思い
またもや寝落ちをしてしまっていた。

嘘でも無いけど
最近の自分は大体「今から寝ます!!」っていう感じでベットに入って寝ることが少なく
気づいたら寝てしまっているのが常なのでこの2日間の規則正しくベットで寝落ちするのも

少しばかりか心地よかった。

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2018年5月27日日曜日

旅猿〜ホイアン・ダナン〜DAY2-①


旅猿〜ホイアン・ダナン〜DAY2-① 


5月22日(火)

心地よく眠れた朝は体が軽い。
普段の僕だったら昨日の疲れを引きずったまま朝起きて
とりあえず身支度を整えて仕事に行く。

2日目。
5時ぐらいに目が覚めてしまった。
やはり子供の時のワクワクして目が覚めてしまう現象は
27歳になっても変わらないみたい。

6時からプールが開くようなので
準備もそこそこにホテルのプールへ。
朝って言っても
ダナンの朝はもう蒸し暑い。
プールの微妙な水温が逆に気持ちよく贅沢しているなぁってふと思ったり。














2日目。
当初の予定は朝一番で近くの山に登ってからの予定だったけど
なんとなく予定は変わり朝からダナンの街に繰り出した。
男同士の旅行は、予定の変更が常である。
女性と行く旅行は、それをしてしまうと致命的である。

朝のダナンの街は、
もうすでに五月蝿い。ってよりもこの原付に乗った人たちは
どこから来てどこに向かうのかって疑問に思うほど
本当に多くってそして交通ルールが存在しているのかも怪しい。
調べるとベトナム国内で1日平均して23件の死亡事故が起きているらしい。
そりゃそうだろ。って心の中で思ったり。

TAXIに連れられて降りたのは、
夜には酒池肉林かってぐらいにルーフトップでクラブイベントが行われる
ホテルの一階のオープンテラスで朝食を食べた。
ハン川を見ながらすでに日差しが強い朝日を浴びる朝ごはん。
こんな優雅に朝ごはんを食べたのは、
仕事を始めて以来記憶がないぐらいに久しぶりだった。
気づいたけどこんなに仕事のない日って1日が長く
そして時間がゆっくり過ぎていくのかなって感じた。

そこでオーダーしたのは、
Phoよりも少し細い『bún



















なぜか、麺の上に米粉で作ったおかきみたいな揚げ物があり
関西人特有の炭水化物on炭水化物な朝ごはんを嗜みつつ
口の水分を全て持っていかれるベトナムコーヒを味わい
ゆっくりな朝を過ごした。
ただ、なぜか生パクチーがすごい量で運ばれて
このパクチーを食べる人はいるのかなって少し怒りに近い感情になりつつ
友人が食べるパクチー感がないよっていう春巻きを食べた時に
「いや、パクチー包んでますやん!!」って思うほどに
温めたパクチーは、パクチーの臭いを引き立てる調理法だと思う。
きっとこの友人は、東南アジアで生きていけるって心で思った。





















ハン川沿いを暑すぎる日差しを浴びながら歩き着いたのは
Taran.



















ここは、日本人の女性の経営者がやっているコスメのお店である。
今の僕たちの出で立ちではとてもじゃないけど美容師には見えないほどラフで
そして、ある意味ボロボロな感じだった
ベトナムで取れる原材料を中心に様々な種類のコスメを販売してあり
そして、センスのある店内に少しだけここは「ベトナムか?」って思うほど
街に馴染まない。そんなお店の作りだった。
お互いに誰に渡すかは教えないけ2点、3点購入した。
きっとこういうのが友人として長く続いている人とのある種の「流儀」かなって思う。
他の友人たちに彼女が新しくいるなんて最近気づいたぐらいである。

そして、
今回の旅で行きたかった場所The Garden




















My Khe Beach沿いにあるカフェレストランである。
1日目に「何が6選に選ばれたビーチなの?」って思ったあのビーチ沿いにあるレストラン。
気づいていなかったけどやはり「6選に選ばれたビーチだ」って思うほど
快晴下のビーチは突き抜けるような海の青さと
砂浜の白さが際立って気持ちの良いほどに美しい光景だった。
いっとき前だったら浜崎あゆみが夏のシングルのPVで行ってるんじゃないって思ったり。
「涼みに来た」っていう解釈では勿体無いぐらいの店の雰囲気の中
頼んだのは『Mojito』。
最近、友人に連れられて言ったBarで飲んだMojitoが忘れられなくって
ここ最近はMojitoを頼むことにしている。少しかっこ良い大人ってMojito
頼んでいるイメージがあるのは僕だけかな。
ただ、今回は味が美味しいっってよりも雰囲気が良過ぎたので
また思い出に残る味になった気がする。

27歳になるととにかく疲れる。
暑さが体力を奪っているなぁって感じる。
目指すはやはりHotel
ここが一番の休憩Spotでありここに来て
一番楽しんでいるんだって思ったりした。

Hotelに戻り自分はシャワーを浴び体力回復。
そして、友人はまたもやプールに行き。
こんだけプールが好きな人も珍しいって思いながらクーラのかかった部屋で
ゆっくりと次のプランに備えた。

次は、お昼のHoi anへ。





















昨日の夜のHoi anと違って古都である街の雰囲気が全く違うって思った。
まずは腹ごしえでランチに!!
ここで気づいたのは、お腹がすぐに空いていること。
そして、ヘルシーなものしか食べていないのですぐに空腹になる。

この度は、とことんVietnam名物を楽しんで味あうと決めていたので
ここではbánh mìを食べに行くことにした。
フランスパンに切り込みを入れてパテを塗り、野菜、ハーブ類、肉などをはさみ、ヌクマム(魚醤)などのソースを振り掛けた料理。
19世紀末のフランスによる植民地支配後、パン食の文化がベトナム全土に広がった。
ベトナムのフランスパンは米粉が入っており、また非常に空気を多く含んだ軽い食感であるのが特徴的らしい。

Tiệm Bánh Mì Phượng
















隣にもバインミーの専門店があるにもかかわらずここのお店はかなりの人気店である。
軒先にバインミーの作る場所がありそこには5人ぐらいの店員さんが、
手際よくそしてスピード感あふれる手つきで調理をして賑やかな雰囲気を醸し出している。
待ちに待ったバインミーを手に席に着くとそこのテーブルには、
なぜか証明写真が貼られていて少し食べづらい雰囲気になるぐらいに圧倒された。
















味は、本当に美味しくここに来てVietnamで一番美味しいご飯にありつけた気がする。
パンの中に塗られたマーガリンが他の食材を際立たせているんだなぁって思う。
ここは、本当にオススメするお店の一つになった。

そして、
店を抜けて歩くと隣の同じバインミーのお店がさみしく見えて

店員のやる気の無さに笑いをこらえるのが必死だった。

旅猿〜ホイアン・ダナン〜DAY2-②に続く

小野寺奨 個人HP  ただの表現の場所 LINE:@tsutomu1201jp mail:tsutomu1201jp@gmail.com

旅猿〜ホイアン・ダナン〜DAY1-②


旅猿〜ホイアン・ダナン〜DAY1-②


TAXで今のところ何が『綺麗なビーチ6選』なのか分からない
ビーチサイドを走る。そして、またまた響きあうクラクション。
ここにきて分かったのはクラクションさえ鳴らせば
「自分の道は拓ける」そのようなことも感じるくらいに鳴っている。
調べてみたら一日平均で23人ぐらい交通事故で亡くなっているみたいだし
鳴らしたくなる気持ちも分からないでもない。

20分かからないぐらいで着いたホテル。

Vinpearl Da Nang Resort



















オレンジのアオザイなのか民族衣装なのか分からないけど
綺麗な従業員に案内されてCheck in.
ウェルカムドリンクもそこそこに案内された部屋。

まさに理想通りのホテル。ってよりも
その上の上のホテルだった。
正直、幸せの基準が極端に低いし
贅沢に育ったわけでもないし家族旅行なんて両手の指で数える程も
言ったことないからこんなことでも感動してしまう自分に
ビックリしながらも今の自分に最高級な部屋がそこにはあった。
二人には充分すぎる部屋の広さ、そして余すことない部屋の造。
シャワールーム兼洗面所兼バスルームだけでも寝れるかなって思うほど広く
下手な感想だけど『ラグジュアリー』な空間に浮き足立った自分がいた。
そして、海に面したテラス席。Sun riseと海を望める部屋に感動しっぱなしだった。

またとして気づいたのは、大人にはいちいち休憩が必要であること。
休憩しつつホテルに着いているプールに。
なんとなくホテルでゆっくりするためだけにハワイやリゾートに行く
経営者な気持ちもわかりつつゆっくりと小休憩。


















妙に横で寝そべりながら本を読むウエスタンな女の子に目がいってしまったのは白状しますが。

そんなこんなで夜ごはんを食べに
Hoi anへ。

日が暮れつつあるビーチサイドの大きな道を南へ進む。
この頃になるとクラクションがBGMかなって思うほどに慣れてしまっていた。
この国の交通状況は、とにかくヒドイ。これも文化なのかって思ったり。

Hoi an


















16世紀に港町として外交の拠点となった街。ベトナム戦争下でも壊れることなく

古い町並みが残り1999年ユネスコ世界遺産に認定された。
埃っぽい町並みに入り組んだ道路の中に昔の名残を感じた。

すっかり僕たちは疲れ果てて腹ペコ。
旅の醍醐味と言えば『食』かなって思いとにかくVietnamグルメを食べ尽くしたく
食べ歩きを敢行。

ホワイトローズ






















ベトナム料理の『ホワイトローズ』海老ワンタンみたいなもので
ワンタンの生地の厚みが妙に口当たりがよくって少しピリ辛い。
ここにきて少しだけだけどVietnam料理が美味しいって感じたり。
そして、タイガービールと店の完全にローカルな雰囲気がよかった。

入り組んだ街並みと裏路地には現地の人たちの生活が
余すことなく出ていて本当に違う国にいるんだなって思い
鼻をつく臭いを我慢しながら次の目的地へ

忘れていたけど
東南アジアのご飯の醍醐味である『チキンライス』を食べないと
国によっては名称も作りも違う。
Thaiであれば『カオマンガイ』
シンガポールであれば『ハイナニーズ・チキンライス』
そしてVietnamは『コム・ガー (Cơm Gà)』である。

Cơm Gà Bà Buội
『オープンテラス』ですか?って言うほどの寺院の庭先に
簡易的な机と椅子が用意されていて周りには現地の子供連れの家族に
バックパッカーらしきウエスタンの女の子たち。そして自分たちと。

とにかくお米が食べたいので
『チキンライス2つ』を注文。

安定性の悪い椅子に座りながら待てども来ない。
と言うよりも、どこにキッチンがあるのかって思うほどに
ここは、庭先で周りは何もない。一抹の不安を募らせながら待っていると
先ほどと違うおばちゃんからの一言
「もう無いよ!!おしまい!!」ってニュアンスで終了宣告を受け
トボトボと次の目的地へ歩こうとすると

庭先の横にそこのキッチンらしきものがり
席も数席ありちらほら食事する人たちもいて
「ここもあるんかーい!!」なんて思っていると
終了宣告を言ったおばちゃんが、別の席に運んでいる
2つのチキンライスは
明らかに僕らがオーダーしたものじゃないの?って思い
見ているとオーダーを取ったおばちゃんが
「このチキンライスはあの子達の!!」みたいな感じで
大きめの声で言ったみたいでそのままの流れで着席。

先に運ばれそうになったカップルたちに
すごく悪い気持ちになりながら食べたチキンライス。





















冷えている。明らかに冷えている。
そして、憎きパクチーが真ん中に鎮座している。
『ダメだ!!これは!!』って明らかに脳が言っているので
避けていると目の前にはそれを悠々と食べる友人。

きっとこの先例え東南アジアの人と付き合ったりしても
パクチーは克服できる自信はない!!
ただ、Thaiで食べたチキンライスとは違い辛くもなく
どちらかって言えば母親の気まぐれで作った炒飯に鶏胸肉入れました。
みたいな味でそれも悪く無いかなって思ったり。

お腹が満たされたら元気も出てきて足取りも軽くなり
ホイアンの南を流れる川『トゥボン川』のほとりを歩き向かうは
ナイトマーケットへ。
灯篭の流れる川に船で周遊もできるこの川。
いろんな夜景を見てきたけどこのホイアンの夜の雰囲気は、
自分の人生の中で一番って言ってもいいほど美しい。



























街中には様々な色で作られた提灯が並び
日本のような煌々と街灯の明かりもなく提灯の明かり。
そして、店先から洩れる明かりがコントラストをなして独特な幻想的な雰囲気を醸し出し
古い町並みを美しさを増すスパイスかのようだった。

そしてナイトマーケット



















これも東南アジアの醍醐味の一つだと思う。夜のホイアンの雰囲気と
そして飛び交う行商人たちのセールス。
「どこから来たの?」
「日本」
「日本人は友達。俺ら友達!!安くするから買えよ!!」
って言う二アンスで売りつけてくる。
なぜか分からないけどそこでは、上下セットでセットアップとして服を買った。
日本で着るかわかんないけど
でも、やっぱりそこでしか買えないもの
そしてそこでしか味わえない空気で買ったものは一生ものだと思う。

TAXドライバーと約束の時間が近づいてきたので
ホワイトローズの店の軒先でTAXを待つ。
なんか、待っている間だけ夜の街にぼぉーっている時間が
旅人っぽくって夜風を感じながら本当に遠い街に来たってしみじみ思った。
そして、
一抹の不安もありながらも時間通りにTAXは来てくれた。

日暮に走った道を夜の雰囲気を背負うように
TAXで走った。夜になっても大きな幹線道路には、
原付のクラクションの音が鳴り響きもはや
なり終わらないのかなって思うほど鳴り響いていた。
そして気づいたこと、
友人は手ぶらでまるで少し家の近所を散歩するかのような
軽装で夜の外国を歩いてたことに驚愕はした。

程なくしてHotelに着き初日が終わった。
いつも家に帰ってご飯を食べて少し勉強して気づいたら寝てて
お風呂に入ってなくって深夜に起きて風呂に入ってまた寝て。
そんな毎日の繰り返しだったので
こんなに充実してそして刺激的な毎日は久し振りだった。
きっと学生時代に苦楽を共にした友人と日本でない場所で
1日を過ごしたから。そして、充実した疲れを感じながら

寝落ちしてしまっていた。














DAY2-①に続きます。

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